↑「SGD#1」SUNSHINE IN A BAGのクロスフェード2曲目です。単曲試聴はそのうち!
DJミックスプレイのような発想でサンプリングだらけのDTM
解説もクソもねえよ!
「ClarityとGo Insaneって合うんじゃね?」のノリで、DJをするようにDTMしていきました。
今思い返すと、むちゃくちゃ楽しかった…とにかくサンプリングにサンプリングを重ねて夢中になって、これも合う!合う!という状態になり、ある一定の段階まで気づきませんでしたが、振り返って全体を見渡すとコラージュ作品的なものになっていて、後戻りできなくなった。
自分の作った渾身の音!みたいなのが全然入ってない、ツギハギのサンプリングミュージックが完成しました。
曲名もサンプリング
曲名もサンプリングでした。先日言われて思い出した。「RAVEの父(Godfather of RAVE)」ことDJ Slipmatt氏のサンプリング楽曲シリーズ「SMD」からもじって名付けました。SMDはSlipmatt’s Dubの略らしいので、DJGENならSupergenhaze Dubだろ、てな訳でSGDに。
エスジーディーはとにかく言いづらいので、皆さんからは「クラリティのやつ」という愛称で親しまれているトラックです。曲名なんてどうでもええんや。もう知らんよ。
サンプリングソース
4曲ほど。
Zedd – Clarity
まずメインディッシュとして、Zedd – Clarityでございます。
EDMの超名曲!
学生時代、TOP40パーティーでもドン・キホーテでもこの曲が流れれば肩を組んで大騒ぎしたアンセム。
アカペラ音源を無加工で使用しています。
DJ DNA – GO INSANE
次いで90sハッピーハードコア大アンセムのDJ DNA – GO INSANE。
ゴゴゴゴゴ………ゴーインセーン♪ オリジナルはBPM遅くて使いづらいのであんまりプレイしません。
メインセクションのリフのメロディと、ピアノの刻み(上の動画1:50-1:54ぐらいのテテテテ〜って部分)をサンプリングした感じです。これは耳コピしてベンジェンスかなんかから引っ張ってきたスタブで鳴らしました。ピアノはほぼ全て私の楽曲で使用しているフリーVSTのS1 Piano。まだ配布してんのかな〜。
2 BAD MICE – BOMBSCARE
ブレイクで入ってくるブレイクビーツはオールドスクールハードコアの超アンセム2 BAD MICE – BOMB SCAREから。
0:20以降のドラムループをそのままピッチを上げて速くして使ってます。
めっちゃ跳ねてるんでこれは流石に無理だろうな…とダメもとで貼り付けたら2bad mice節を受け継いだなんともせわしないセクションになりました。ブレイク(休憩)させる気あんのかどうか疑わしい。ここは結構気に入ってます。
MOBY – GO (RAINFOREST MIX)
メインセクションの後は、MOBY – GO (RAINFOREST MIX)を切ったり貼ったり。
サンプリング元を聴いてもらえれば、説明しなくてもいいぐらいそのまんま使ってるのでおわかりになっていただけると思います。
超好きなんだよねこの曲。血湧き肉躍るレイヴサウンド!のエッセンスを取り入れたかったのだ。
そもそもSGD#1自体、初心者が多いパーティーでクラリティの歌重視でプレイすることが多いトラックなので、このGOのセクションまでプレイする前に別な曲にミックスしてることの方が多い気がします。
サンプリングの魅力はフロアの奥で腕組んでる先輩が飛び上がることでもある
知らない他の土地の若いDJがプレイして、大御所が「Mobyじゃねえか!」と興奮する場面を想像しながら中盤のセクションを作ったことを思い出しました。自分自身若い頃、今のDJがプレイであんなネタを使うなんて!みたいな感じで、よくわかんないけど先輩に褒められた〜ってことが多くて、それきっかけで曲教えてもらいながら知識が深まっていくのが楽しかったので。
その周辺の曲を探してくと、「これ知ってます?」「ああいいよね!じゃこれも好きなんじゃない?」みたいな、世代を超えたコミュニケーションが音楽を通じて実現していくのは、なんとも喩え難い美しさと快感があるものです。
若者が流行の大ネタで盛り上がって、大御所が地味なセクションで声を上げて、最後は一緒に、みたいなフロアを作ってもらって、このトラックがきっかけとなって新しい繋がりが生まれたらいいですねえ。生まれろ!